モチベーションを考えて働く。
モチベーション革命
稼ぐために働きたくない世代の解体書
高度成長期の何もなかった世代と、現代のすでにある世代。
現代のすでにある世代のモチベーションに関する本でした。
印象的だったのは、googleが調査した生産性の高いチームの共通の要素の話で
「おたがいの心遣い、配慮や共感」
が決定打だったということです。
強制的に仕事をさせるということは生産性を低くしてしまう。
この話を見たときに、私はイソップ寓話の「北風と太陽」を思い出しました。
旅人のコートを物理的に脱がせようと北風が勢いを強くしても逆効果で、その後太陽が照りつけて暑さによって旅人が自分からコートを脱いだ。
という話だったと記憶しています。
この話も、人に行動させるには外部が強制的にあれこれと手を尽くすよりも、本人の意思で動くようにする方が有効である。という意味の教訓が読み取れます。
イソップ寓話として語り継がれてきたお話ですのでかなり昔からある物語だと思いますが、現代で実際のデータとして証明されたんだなと思うと昔話なども侮れないなと感じます。
現代に生きてこの情報を知った身としては、この考え方を利用しない手はないでしょう。
仕事をする。働く。ということは、自分のことだけを考えるのではなく、他者への配慮や共感を上手く使っていくことも求められているように思います。
毎日毎日、ルーティンのような仕事をしていると他人への配慮にかける場面が出てくることもありますので、そんな時はこの情報を思い出したいと思います。
同時期に、
「頭のいい人」より「感じのいい人」―人から好かれる「笑顔の技術」
という本を読みました。
笑顔コンサルタントという初めて聞いたコンサルの方ですが、名前の通り笑顔の指導をされてきた方です。
この本でも、仕事ができることはもちろん大事ですが、それ以上に笑顔の効果。というものを書かれていました。
笑顔というものはもちろん仕事だけでなく、むしろ家庭や友人関係にも大きな影響を表します。
この方のクライアントの中で、夫婦でも指導を受けた後の話を聞くと、
相手に話しかけやすくなった。雰囲気が変わった。
などの効果があり、笑顔の影響力を感じました。
これら2つの本を読み、「笑顔」と「他者への配慮」を忘れずに使っていくと、仕事も人間関係もスムーズにいく気がします。
実際、今の私の上司は雰囲気が良く、いつでも話を聞く姿勢があって他者への配慮を感じますし、ときどき冗談なども言って笑顔になる場面もあります。
働きやすくなったと感じていましたが、今回の本を読むことにより原因が多少わかったような気がしましたので、真似から始めていきたいと思いました。